佐藤正美 プロフィール

ギタリスト、作曲家。1952年東京生まれ。2015年7月没。

13歳でギターを始める。クラシックギターをマスターした後、活動の中心をブラジル音楽に置き、学生時代からブラジル音楽の店「サッシ・ペレレ」にてプロ活動を開始する。

来日した多くのブラジル人ミュージシャンにブラジル音楽を学ぶ。

77年にアコースティック・フュージョン・グループ「カリオカ」を結成。
主に、作・編曲を手がけ、87年までに7枚のアルバムを発表。

82年にはスペインに遊学し、その後の創作活動に多大な影響を受ける。
85年、ファーストソロアルバム「ナチュラリィ」を発表。

佐藤正美の曲想は自然を題材にしたものが多く、特に85年NHK特集「未踏の原生林」の音楽を担当して以来、よりアコースティックな作風となった。

88年には(財)日本自然保護協会(自作曲「未踏の原生林」の印税はすべて同協会に寄付している)のミュージック・キャラクターとして、原生林保護のための「列島横断コンサート」を作家の椎名誠氏、立松和平氏らと行い、音楽を通して全国各地で自然の大切さを訴えた。

その後も自作曲を中心に日本各地でコンサート活動、セッションを行い、数多くの作曲、編曲を手がけ、コンスタントに自己のアルバムをリリース。各分野から高い評価を受け、ラジオやテレビの自然をテーマにした特集番組などで、佐藤の音楽は頻繁に使用されている。

また、後進の指導も熱心に行い、名著と言われる多数のギター教則本、教則ビデオ等を残している。

晩年は体調を崩しながらも、コンサート活動、作曲を続け、自作曲アルバム「戸隠 パイプのけむり」、カバーアルバム「パーフェクション2」を録音、2枚同時に発表した。

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2015年7月、最愛の家族、多くの弟子、友人、ミュージシャン仲間に惜しまれつつ永眠。

奇しくも自身の敬愛したボサノヴァギターの巨匠、バーデン・パウエルと同じ63年間の生涯だった。

「自然保護を声高に訴えることより、見て、感じた、地球の美しさを曲にすることが、僕らしいやり方なんじゃないかな。」(佐藤正美)

佐藤正美CD

※一部をご本人の公式ホームページより抜粋させて頂きました。

佐藤正美 公式ホームページ
http://www5.hp-ez.com/hp/masamisatoh/